【LPIC101】システムアーキテクチャ:ハードウェア設定の決定と構成①
今日からLPICの勉強をしたいと思います!
とりあえず、Ping−tで学習したことをまとめます✍️
システムアーキテクチャ
ハードウェア設定の決定と構成
/proc
ディレクトリ
- 起動中のプロセスやカーネルが認識しているハードウェアおよびシステムリソースなどの情報が格納されている。
- 仮想的なファイルシステム。ハードディスク上には存在しない。
- システムが起動される際にメモリ上に作成される。
lsmod
コマンド
- ロードされているカーネルモジュールの情報を表示する。
/proc/modules
ファイルはロードされているモジュールの情報が格納されているのでcat /proc/modules
でも情報を確認することができる 。
lspci
コマンド
- PCI(Peripheral Components Interconnect)デバイスの情報を表示する。
/proc/bus/pci/devices
ファイルにPCIデバイスの情報が格納されている。- オプションの
-v
で詳細表示、-vv
でさらに詳細を表示できる。
lspci -v
を実行すると確認できること
D-Bus(Desktop Bus)
- プログラム同士が情報を伝達するプロセス間通信機構のひとつ。
- Linuxでは
dbus-daemon
などがプロセス間通信の中継を行う。
BIOS/UEFI
- BIOS(Basic I/O System)
- 最もハードウェアに近い部分を司るシステム。周辺機器の制御を行う。
- UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)
BIOS/UEFIセットアップ画面でできること
modprobe
- 依存関係を考慮してカーネルモジュールをロードまたはアンロードするコマンド
- 設定ファイルは
/etc/modprobe.d/
配下の.conf
の拡張子を持つファイル。(カーネル2.4までは/etc/modules.conf
)
設定ファイルの記述
- options
- 各カーネルモジュールのデフォルトパラメータを指定する。
- alias
- カーネルモジュールに別名をつける
- install
- 特定のカーネルモジュールのロード時に実行されるコマンドを指定する
- remove
- 特定のカーネルモジュールのアンロード時に実行されるコマンドを指定する
- blacklist
- ロードしたくないカーネルモジュールを指定する。
udev(Userspace DEVise management)
- ホットプラグデバイスを接続した際にデバイスファイルを動的に作成する。
- デバイスの接続を検知(カーネルから通知される)した際、デバイスファイルを動的に作成する。
- デバイスファイル作成時の動作は
etc/udev/rules.d
ディレクトリ配下の.rules
の拡張子を持つファイルに記述された情報に基づいて行われる。
I/Oポートアドレス
- 周辺機器とCPUがデータをやりとりする際に使用する16ビットのアドレス。
proc/ioports
ファイルに、どのデバイスにどのI/Oポートアドレスが割り当てられているか確認できる。- I/Oポートアドレスが重複しているとハードウェアが正常に動作しない場合がある。
DMA、DMAチャネル
- CPUを介することなくデバイスとメインメモリとの間で直接的にデータ転送を行う方式。
- DMAチャネルは周辺機器がDMAのコントローラに対して情報転送を要求するために使用する通信経路のこと。
proc/dma
ファイルにはデバイスが使用中のDMAチャネルに関する情報が確認できる。
USBデバイス
デバイスクラス | デバイス |
---|---|
HID(Human Interface Devise) | キーボード、マウス |
Mass Storage Class | ハードディスク、USBメモリー |
ACM Communication Devise Class | モデム、TA |
Audio Class | スピーカー、マイク |