【LPIC101】Linuxのインストールとパッケージ管理:共有ライブラリの管理
LPICの勉強を兼ねて、Ping−tで学習したことをまとめています✍️
Linuxのインストールとパッケージ管理
共有ライブラリの管理
ライブラリとは
- 汎用性の高いプログラムを再利用可能な形にしてまとめたもの。
- 単独で実行することはなく、他のプログラムに組み込んで呼び出して利用する。
- 複数のプログラムから参照して使えるようにしたものを 共有ライブラリ と呼ぶ。
etc/ld.so.conf
ファイル
- 共有ライブラリの検索パスが記述されている。
etc/ld.so.cashe
ファイル
- 共有ライブラリを検索するためのバイナリファイル。
- バイナリファイルであるため、
etc/ld.so.conf
ファイルより早く検索できる。
ldconfig
コマンド
- 共有ライブラリのキャッシュファイルを更新する。
etc/ld.so.conf
ファイルを参照し、etc/ld.so.cashe
ファイルを更新(作成)する。
/lib
と /usr/lib
ディレクトリ
- 一般的に使用される共有ライブラリが格納される。
- 64ビット版は
/lib/64
とusr/lib64
に格納される。
共有ライブラリを /lib
/usr/lib
ディレクトリ以外に配置する場合は、以下のいずれかの方法で共有ライブラリの検索パスを設定する必要がある。
- 環境変数
LD_LIBRARY_PATH
に検索パスを追加する。 /etc/ld.so.conf
ファイルに検索パスを追記してldconfig
コマンドで/etc/ld.so.cashe
ファイルを更新(作成)する。
ldd
コマンド
- あるプログラム(コマンド)が必要としている共有ライブラリを表示する。
- 書式:
ldd コマンドのパス
例:/bin/cat
コマンドが必要としている共有ライブラリを表示する場合
# 実行 ldd /bin/cat # 結果 linux-gate.so.1 => (0x00e2b000) libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x00659000) /lib/ld-linux.so.2 (0x00633000)