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【LPIC101】Linuxのインストールとパッケージ管理:ブートマネージャのインストール②

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LPICの勉強を兼ねて、Ping−tで学習したことをまとめています✍️

Linuxのインストールとパッケージ管理

ブートマネージャのインストール

MBRマスターブートレコード

GRUBの主な起動オプション

起動オプション 説明
init=パス initの代わりに指定コマンドを実行
root=デバイス ルートパーティションを指定
数字(0-6) 指定したランレベルで起動
quiet 起動中のカーネルからの情報出力を抑制する

これらの起動オプションは起動プロンプトで以下のように指定できる。

GRUB Legacy

# 書式
grub> kernel カーネルイメージ [オプション]

# 例
grub> kernel /boot/vmlinuz init=/bin/bash

GRUB2

# 書式
grub> linux カーネルイメージ [オプション]

# 例
grub> linux /boot/vmlinuz init=bin/bash

systemdでの起動時のターゲット指定

  • 起動時のターゲットを指定するカーネルパラメータは systemd.unit
    • パラメータの値に起動時のターゲットを指定する。
    • ターゲット名は target を省略することができる。
  • 書式: system.unit=rescue ※シングルユーザーモードで起動する

dd コマンド

  • データをコピーするコマンド

if オプション

  • 入力ファイルオプション
  • if=/dev/zero を指定すると全データが null であるファイルが作成される。

of オプション

  • 出力ファイルオプション
  • of=ファイルパス で指定したファイルに書き込むことができる。

bs オプション

  • ブロックサイズオプション
  • 一度に書き込むサイズを指定する。
  • ブートローダ部分にだけ書き込む場合は bs=446 を指定する。
    • MBRにインストールされるGRUBのプログラムのサイズは440バイトのため、 bs=440 とも指定できる。

count オプション

  • count=数字 でコピーする回数を指定する。

使用例

# MBR, パーティションテーブルをゼロクリアする
dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=512 count=1

# ブートローダ部分のみゼロクリアする
dd if=dev/zero of=/dev/sda bs=446 count=1

# MBRのバックアップ
dd if=/dev/hda of=バックアップファイル名 bs=512 count=1

# 既存のパーティションテーブルを残してMBRを復元する
dd if=バックアップファイル名 of=/dev/hda bs=446 count=1