【LPIC101】システムアーキテクチャ:ランレベル/ブートターゲットの変更②
LPICの勉強を兼ねて、Ping−tで学習したことをまとめています✍️
システムアーキテクチャ
ランレベル/ブートターゲットの変更
SysVinit
各ランレベルに応じたスクリプト
- システムの起動時やランレベルの変更時にinitが
/etc/inittab
を参照し、ランレベルに応じたスクリプトを実行して各種サービスを順に起動/停止する。 - 各ランレベルに応じたスクリプトは
/etc/rc[0-6].d
に入っている。 - スクリプトのファイル名(実際はシンボリックリンク)は次の規則で命名する。
書式:[1文字目][数字][サービス名]
例 : K01smartd
- 1文字目
S
Start:サービスを起動 /K
Kill:サービスを停止
- 数字
- 実行優先順位(若い番号から実行)
- サービス名
- 任意の名前をつける
wall
コマンド
- ログイン中の全ユーザにメッセージを送信する。
- システム停止作業などの案内を通知するときに使用
- 書式: CentOS7
wall [-n] [message]
/ Ubuntu 14.04wall [file]
- CentOS7とUbuntu 14.04ではwallコマンドの出処が異なる。
動作モード(ランレベル)の変更
- 現在のランレベルは
init
またはtelinit
コマンドで変更できる。 - 書式:
init ランレベル
またはtelinit ランレベル
runlevel
コマンド
- 現在および1つ前のランレベルを調べることができる。
例
# 実行 runlevel # 結果 N 5
Ctrl+Alt+Del
キーを押下した際の動作を設定する
etc/inittab
ファイルのctrlaltdel
のある行で設定する。
設定例:Ctrl+Alt+Del
キーを押下した際、1分後にシステムを再起動する。
ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -r +1
init q(Q)
またはtelinit q(Q)
コマンドを実行すると、再起動せずに設定ファイルを再読み込みできる。
ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)
- コンピュータの電源管理や構成に関する規格。
- OS上でシャットダウンや再起動などを行う際の命令はACPIイベントとして通知される。
- ACPIイベントを監視、対応する処理を実行するデーモンは
acpid
サーバを再起動するコマンド
shutdown -r
shutdown
コマンドのオプションを-r
で実行すると再起動を行う。shutdown -r [時間] [メッセージ]
で時間とメッセージを指定することができる。
reboot
再起動を行う。時間やメッセージの指定はできない。